Moving

ちょいと最近はこちらにまとめて移動しつつあります。

Desperate Guys

The Faintの"Desperate Guys"のPV。
古典的ともいえるStop Motionアニメで地道に制作された(笑)作品。木製のデッサン人形をコマ撮りするという、アニメマニアなら誰でもやってみたい衝動をそのまま実践している(爆)。
ProductionはPartizanで、DirectorはCommodeer所属のAce Norton。

Kuzai Heart You Girl

ニュージーランドのThe Sneaksという新人バンドの"Kuzai Heart You Girl!"という曲のPV。（リンク先でムービーのサイズを選んでね）
瞬く間にネットで評判になってしまった経緯としては、やはりジャパニーズアニメのテイストが効いているのかもしれない。
制作したのはShine StrengthでPhil James、Hsu Han Chiang、Phil Kwong、Ben Stevens、Mel Tonkinそして、Yumi Ichinomiyaがクレジットされている。

Un-pimp my Ride

Volkswagenの"Golf GTI Mk V"が展開するキャンペーンのCMで、"Crate"篇、"Wrecking Ball"篇、"Catapult"篇がある。
MTVの番組"Pimp My Ride"にあやかったオフザケCMで、Peter Stormare演じるドイツのエンジニアが白いレザーファッションのおねえちゃんと過激な広告展開をする(笑)。
AgencyはCrispin Porter + Boguskyで、ProductionはRSA、DirectorはJonas Akerlund。
画像はピカチューの悪玉バージョンみたいなキャンペーンマスコットの"Fast"。

Wings

New York MoMAに所蔵された1999年制作のMotorolaの2分に渡るPV、"Wings"。
巧みな合成と奇抜さが目立つが(笑)、CGには真似のできない実写の底力を実感できる映像の連続が素晴らしい。
ProductionはRSA、DirectorはMarcus Nispelで、DOPはDaniel Pearl。
SoundtrackはRolling Stonesの "You Can't Always Get What You Want"。

new look HONDA CIVIC

またまたHONDAです。CIVICのnew lookを表現した2分のshort animation。
もうなんでもアリのCGです。すでに実写による商品撮影は必要なくなりましたという証明のひとつです。orz
Productionはlost in spaceで、Directorはzeitguised。Soundtrackはfunkstorungが担当。

La ultima obra maestra

"La ultima obra maestra"というShort Movie。
スペインのUniversidad Politecnica de Valenciaの卒業生であるJose Maria Lazaroの制作。
3dsMaxとVrayrender、MentalRay、Glu3dなどを駆使して独特の空気感ある映像を造り出している。
Link先のMovieはH.264の圧縮だからQuickTime 7が必要だが、フルサイズでクオリティの高い画質がそのまま再生できる。

Dynamoと90 degrees

3DCGで制作された素晴らしい２つのShort Movie。

どちらも毎度おなじみフランスのアニメ学校Supinfocomの学生が作っている。
ひとつは"Dynamo"で、DirectorはFabrice Le Nezet、キャラクターアニメと音楽をBenjamin Mousquetが担当、Mathieu Goutteがモデリング等を担当。童話の中のような世界が細かい部分で凝った動きとともに表現されている。

H.264の50MBあるフルサイズmovieもある。



もうひとつは"90 degrees"である。
こちらはFrancois Roisin、Raphael Martinez-BachelそしてJules Janaudの3人で制作されているが、摩訶不思議な幾何学的世界の表現とテンポが素晴らしい。

CGのいろんな賞を総なめにしたこの2つの作品の作者は現在The Millのアニメーターとなっている！

Little Pony

Sonyが2005年のクリスマスに"Sony Dreams"のひとつとして制作した"Little Pony"というShort Movie。
第二次世界大戦時の戦闘機がリビングルームを飛び回って空中戦を展開するという素敵なシチュエーション(笑)だが、スピットファイアはともかく、敵機となる9機は国籍不明のユンカースとコルセアを足して2で割ったようなモデルで、しかも「Zero」とか言われてるのはマニアにとっては複雑な心境。

SonyらしくHDCAMによるハイビジョン収録だが、あえてモノクロにして雰囲気を醸し出している。
DirecterはStylewarのFilip Engstromで、Post ProとしてのVFXはThe MillやDigital Domainなどが担当している。

Warte Mal

"Warte Mal"とはドイツ語から英語への自動翻訳によると"Control Room Mark"となるが、"Wait a moment"という意味らしい。そんな"Warte Mal"というShort Movie。
子供の頃の感覚を呼び覚ますような不思議な雰囲気の世界が展開される。
ドイツのBauhaus Weimar校出身のChristiane Woehlerというアーティストが2002年に制作した。
MusicはFilm-mの Heiko TippeltとPhilipp Hirschによるもの。

Today

Winterthurというスイスの保険会社の"Today"というCM。
"Today"という町に住む人々は"Tomorrow"を怖がっていたが.....という話のアニメ。
しゃれた感覚なのはLes Triplettes De Belleville（Belleville Rendez-vous）のSylvain ChometがDirectorだからか。

Vincent

南アフリカのCoronation Fund Managersという投資信託会社の"Vincent"というタイトルのCM。
何とも美しい映像で展開するVincent Van Goghの生涯。"Died Aged: 37, Painting Sold: 1"というラストの文字がジーンとくる。が、これって投資信託のCMになっているのか？すげーブラックな風刺のような気もするが(笑)。
ProductionはVelocity Filmsで、DirectorはKeith Rose。
Post Proも同じく南アフリカのThe Refinery。

Super Bowl XL Commercials

Super Bowl XLはSteelersが26シーズンぶりに5度目の頂点に立った。
そして例のごとくTV Spot CM合戦も派手に行われたわけだが、昨今のネット時代はそんな様子をすぐに見ることができちゃうからすごい(笑)。というわけで、Google VideoのSuper Bowl CMスペシャルとAOLのSpecialサイト。
GoDaddyの放映されなかったバージョンも並んでるのが愛嬌。

Jane Lloyd

TCM Classic Shorts Competition 2005で受賞して以来、London Film FestivalやResfestなどでも話題になったShort Filmの"Jane Lloyd"。
Jane Lloydという名前にフォーカスを合わせ、一人の女性の一生をWalter Werzowaの音楽に合わせたテンポよい映像が物語る。
撮影にはSuper 8から16mm、35mm、DVとシチュエーションに合わせて使い分けている。
DirectorはColonel BlimpのHappy。

Aparatus

Aphex Twinのアルバム"Drukqs"収録の"Gwarek2”と"Vordhosbn"を合わせた"Aparatus"というタイトルの幻のPV。
ちょっと古いし39MBと大きなQuickTime Movieだが、そのクオリティの高さは素晴らしい。
作ったのはポーランドのMotion Arts Colective集団lunaparkのMarcin Slawek。
lunaparkのサイトの"Japanese Ball"というオープニングアニメも楽しい。

Miller Auditions

Miller BrewingがCMのためのオーディション・テープを公開している。
オーディションを受けるのは6人。DirectorはSpike Jonze！
サイトでは見た人がRatingすることもできる。現在ではMarshall Maneshか、Mark Shefflerが人気。

つか、最近Spike Jonzeは動物の演出に嵌ってるような気が(笑)。

Comserv

Motion Graphicsの世界では有名なShilo Designの"Comserv"という実験的自社PV。
TypefaceとIconを使ったイントロの後の54秒間は、高度にデザインされた3Dをベースに、音楽と編集でShilo Designらしいスタイリッシュな世界を展開させる。
DirectorはAndre StringerとCassidy Gearhartで、3DはDade Ogeron。

Pleasure Is All Mine vs. THX 1138

BjorkのAlbum"Medulla"からの曲"Pleasure Is All Mine"にルーカスのデビュー作"THX 1138"を"mashup"（いわゆるリミックスだね）させたClipがなかなかいい感じにでき上がってる。
Bjorkの素材として"Hunter"の映像をうまくリップシンクさせているところなど芸が細かい。
作ったAdario Strangeという人を調べてみたら、"HIKIKOMORI Tokyo Plastic"の人ぢゃん！
げ、これってアメリカではDVD出てるんだ。「ヒキコモリ」っていう言葉も今や世界語なんだなあ。
ちなみにこんなサイトもあるが、これは関係ない(笑)。

Round About

LondonのDJ御用達ProductionであるEclectic Breaksが扱っている"Pro X Fade"というCrossfader MixingツールのPV。
シンプルながらもなかなか巧みなセンスで分かりやすくておもしろい。
ProductionはドイツのHCLらしい(笑)。

Awake

過去にもNikeのCMで"Magnet"、"Piano"、"Move"、と数々の名作を制作してきたRSAの寵児、Jake Scottの新しいNike CMが"Awake"。
相変わらず超かっこいい映像を撮っていてシビれる。
すでに親父のRidley Scottや伯父のTony Scottと並んで、Scott Groupとしてイメージ世界を確立しているような気がする(笑)。

Eternal Double Happiness

Tronic Studioが制作した"Eternal Double Happiness"というShort Movie。
実写のモデルEva Snoとアニメーションの溶融が不思議な空間を造り出している。
FormavisionのSebastien Agneessenをキュレーターとした壁画は、Rie Takeuchi、Akari Inoguchi、Mika MachidaそしてMidori Hamadaという4人のニューヨーク在住日本人女性アーティストによってMaviのために描かれた"Chinel"という作品。

Birds

摩訶不思議で怪しげな映像を制作することで有名なフランスのPleixがBlinkと一緒に新たに制作したBirdsという映像。
タイトルとは裏腹に展開する犬たちのスローモーション映像が美しく、なぜ"Birds"なのかがわかる気がする(笑)。

MusicはVitalic。

Choir

HONDA UKの新たなCivic キャンペーンにおけるCivic "Choir" CM。
6ヶ月かけたリハーサルもキャンペーンサイトで見ることができるので必見。
ProductionはWieden + KennedyでDirectorはAntoine Bardou-Jacquet。

iTunes - Love

カナダのDirector、Marc Andre DebruyneによるiTunesのSPEC AD。
ほんのりと暖かい雰囲気がいい感じ。
SPEC ADとは、クライアントから正規に受注制作されたものではなく、デザイナーやディレクターが自分の売り込みのためにイメージ化したサンプル広告だが、Viral CM全盛の昨今ではこういったものもそのまま通用してしまいそうではある。
ちなみにこちらのSony - "lost"も同じようにホンワカしていい感じ。

Flesh of mine

PolandのNational Film School in Lodzという学校のプロジェクトとして制作された"Flesh of mine"というShort Film。
チェコのBohumil Hrabalからインスパイアされたという映像は、血と肉と"Flesh"をテーマにした怪しげなものとなっている。
DirectorはJacek Podgorskiで、Platige ImageがMILO Motion Control SystemとFlameを使ったコンポジットでプロダクション・サポートをしている。

Dreams

Ebeling Groupに所属するブラジルのLOBOによるdieselのPromotion CM。

LOBOといえば、dieselでは以前からかなり好き勝手にやらせてもらっているアニメーションスタジオだが、desireやLost Paradiseも必見。

Super Monks

Ace-Outの曲"We're Right"に合わせて展開するハチャメチャなアニメ"Super Monks"というShort Film。
フランスのアニメ学校EESA（Ecole Europenne Superieure d'Animation）の生徒Florian Landouzy、Sebastien Ho、Julian Bangnolの3人が3DCGのRealisationをしているが、アニメーション制作自体はBlack Bunny Studioが担当している。
サイズがでかいけど、クオリティの高い画像のムービーである。

Beneath the Rose

Micah P HinsonのAlbum"Micah P. Hinson and the Gospel of Progress"から"Beneath the Rose"のPV。
以前アバンギャルド・ミュージシャンMike Fellowsの"AM"のPVでその才能を開花させたKarni+Saulのコンビによるもの。Karniはファッション・フォトグラファーで、Saulはアニメーションと3DのDirectorというコンビである。
同様の手法で制作されているFour Tetの"And Then Patterns"のPVもおもしろい。

Baby C'mon

Stephen MalkmusのAlbum"Face the Truth"から"Baby C'mon"のPV。
デジタル処理によるVFX全盛に逆らってアナログ度満載で実写コマ撮りした力作。
やっぱりこういった映像は何か引きつけるものがあるなあ。
DirectorはLana Kim&Andy Bruntel。

Tempbot

先日紹介した"Alive in Joburg"に引き続き、再びリアルな架空世界を描いたShort Filmがこの"Tempbot"。
一般事務職を着々とこなすロボット"Tempbot"が異性となる(？)女性とどのように付き合おうとするのか、というような主題がドキュメンタリー風に映像化されている。将来のASIMOの姿であろうか(笑)。
Directorは同じくNeil Blomkampで、ProductionはSpy FilmsとW+K Entertainment。