ぬほろぐ

気になるMusic Video、CM、Ads、Short FIlmなど、映像に関わるネタいろいろ。

2005/11/26

Falling in Love


イギリス最大の鉄道会社Virgin Trainsの1年程前の"Falling in Love"というTV Ad。
往年の名作ともいえるクラシカル映画のフィルムから様々な役者たちを現代の列車に登場させている。そのカメラとカラリングによるマッチングの妙は芸術的ともいえる。
ProductionはGreat Gunsだが、DirectorはWho? (Grant Hodgson & Liam Kanの2人によるDuo)。Post ProductionはGlassworks。
独自のキャンペーンとサービスの充実をウリにしているが、今回はインターネットで冗談のようなViral Adも始めたようだ(笑)。
ちなみにInteractive TV film versionもある。

2005/11/25

hoppipolla


Sigur RosのAlbum"takk..."から"glosoli"に続いて発表された"hoppipolla"のPV(windows media)。
real mediaはこちら。
タイトルの"hoppipolla"は「水溜まりでジャンプすること」という意味で、童心に帰った爺さん婆さんがイタズラして遊び回る映像がレイキャビクで撮影されている。ちなみにSigur Rosのメンバーもカメオ出演している。

Casserole


UnbunnyのAlbum"Snow Tires"から"Casserole"のPV。
Slow Motionで1カット撮りというシンプルなシチュエーションの作りだが、UnbunnyのLo-Fiサウンドと相まって和む。
やっぱSlow Motionカメラはいいなあ。
ProductionはCommon Deer Filmsで、DirectorはCharles Frank Spano。

2005/11/24

Jump in


いよいよ発売となったXbox 360のTV Ad Campaignが始まっている。日本のCMは登場篇とID篇があるが、アメリカのJump inシリーズは"Jump Rope"篇と"Water Balloon"篇があり、どちらも傑作。
ProductionはGorgeous EnterprisesとAnonymous Contentで、DirectorはPlayStation2のCMも手がけた(笑)Frank Budgen。
ちなみに日本でもブログポータルサイトのJump-in.jpが始まっている。

Don't Stop


P&GのVicks Dayquilという風邪薬のCM。
ライティングとセットとカメラワークの組み合わせで1日の流れをスマートに変化させて見せている。VFX全盛の時代だからこそやってみたくなるようなアナログ感覚のダマシ映像が楽しい。
DirectorとProductionはLogan。

2005/11/22

Thoughts of a Falling Glass Man


Benbecula RecordsのBirdengineことLawry Joseph Tilburyの12"EP、"Thoughts of a Falling Glass Man"のPV。
「アイアン・ジャイアント」とか「天空の城ラピュタ」のロボットとかを思い出すような内容。
AnimationとDirectionはAdam Aiken & Shelley RevillでProductionはSherbet。

PGi-13


韓国出身で現在NewYorkで活躍中のCGアーティスト、Shimbe([Shim,BE]om sik[shimbi])の2004年の作品で"PGi-13"というShort Movie。
PGi-13とは"Parental Guidance suggested for the protection of children’s imagination under the age of 13. "ということらしく、イマジネーションを追加したRatingとなっているようだ(笑)。
キャラクターの動きや映像はものすごくよくできていて、SIGGRAPH 2004ではElectronic Theaterに入選している。
QuickTimeによるTrailerはここから、Windows Mediaによるフル解像度ムービーはここからダウンロードできる。

2005/11/19

Back to the Lake


これもCoca ColaのM5キャンペーンのために制作されたクリップでGuided by Voicesの"Back to the Lake"のPV。
DirectorはMK12で、ProductionはこっちもThe Ebeling Group。
この映像もかなりハイブリッドで、Canon EOS 10D SLRカメラとPanasonic DVX100で撮影、After EffectsとFinal Cut Pro、そしてMayaとG4S、PCSによるもの。
これもMakingがある。

You Gotta Hold On


Coca ColaのM5キャンペーンのために制作されたThe Framing Lipsの"You Gotta Hold On"のPV。(こっちのリンク先はH.264のQuickTime Movieをダウンロードします)
AnimationとDirectorはブラジルのLOBOで、ProductionはThe Ebeling Group。
映像はレトロなトーンだがハイブリッドともいえる制作で、Nikin D1デジタルカメラによるストップモーションアニメで、After EffectsとFinal Cut Pro、そしてPhotoshopとIllustratorによるもの。
Makingともいえる"Outtakes"もある。

2005/11/18

Rock Bottom Riser


孤高のシンガーソングライターSmogことBill CallahanののAlbum"A River ain't too much to Love"から"Rock Bottom Riser"のPV。
簡素な音だがどこまでも深く漂っていく渋い歌声にマッチしたMotion Graphicsの流れが嵌りまくること請け合い。

Paul McNeilのイラストをまったりしたアニメーションで仕上げたDirectorはBrendan Cookで、Productionは彼の率いるpictureDRIFT。

2005/11/17

Ground Zero. Virgin Digital “Music Muscle”


Appleが展開するiTunes Music Storesに対抗してイギリスのVirginがスタートしたオンライン音楽ストアVirgin DigitalのGround Zero. Virgin Digital “Music Muscle”というタイトルのAd。
ProductionはNational Televisionで、DirectorはBrumby Boylston。
Wonhee LeeとKevin Walkerが3Dアニメーションを担当し、主にAfter EffectsとMayaで制作されている。
Serena Ryderの歌う"Sing, sing"をベースに展開するアニメはMonty PythonでTerry Gilliamが作っていたアニメを思い出させる(笑)。
ちなみにVirgin DigitalはAppleに対抗するだけあって(笑)、専用のメディアダウンローダはWindows 2000/XPのみ対応となっている。

Lorenzo Fonda's works


イタリアMTVのWebsiteで展開するために制作されたNike ShoxのCMアニメーションで、grasshopper篇とvecchio scarpone篇がある。
線画でテンポよくユーモアたっぷりなアニメーションはイタリアンならではかも。

DirectorとAnimationはLorenzo Fondaで、ProductionはSartoria。



このLorenzo Fondaはこの独特のアニメーションスタイルを使って他にもいろいろと制作していて、Morr musicのMusic PVも手がけている。Duo 505の"Nochwas"は人形と紙細工を使った実写アニメ、Bernhard Fleischmannの"02/00"では実写だけどクラゲのようなキャラクターを紙細工で登場させて哀愁漂う情景を表現している。

2005/11/15

XM Satellite Radio


米国の衛星ラジオサービス"XM Satellite Radio"のNew TV Ad。
2001年に行なった"Radio to the Power of X"キャンペーンでも起用されたSnoop DoggとDavid Bowieが再び顔を合わせている。
この共演は来年公開予定のLuc Bessonのアニメ映画"Arthur and the Minimoys"でもMadonnaを加えて声優として実現しているから興味深い。

2005/11/12

Ponds and Puddles


Dave Longstrethによるナヨナヨした独特のヴォーカルで一部ファンから圧倒的支持を得るDirty Projectorsの3rd Album、"The Getty Address"から"Ponds and Puddles"のPV。
今回のアルバムは9.11以後のアメリカに関するOperaを想定しているようで、Orchestraをバックにした壮大なコーラスとグンニャリしたギターやヴォーカルが、次元をねじ曲げたようなジャパネスク映像とマッチしている。
DirectorはJames Sumnerで、所属するProductionのVs.Anna FilmsではこのThe Getty AddressをDVD化して来年にはリリースする予定のようだ。
ちなみに先に発表されている"I Will Truck"と"I Sit on the Ridge at Dusk"もなかなか素敵な映像。

Nachtmusic Fur Linnea


パリで結成してニューヨークで活動中の新人Die RomantikのアルバムLacrimosa DEMOからの曲"Nachtmusic Fur Linnea"のPV。
DirectorはHenry Joost。
懐かしいトーンの映像はSuper-8による撮影で2005年US Super 8 Film + Digital Video Festivalで"Best Experimental"を受賞している。

2005/11/11

King Kong


いよいよ12月14日に世界同時公開となるPeter Jackson監督の"King Kong"のTrailerである。
QuickTimeのH.264で用意されたTrailerはSMLサイズに加えてHDサイズの1080pからiPod用まで揃っている。
1080pで観るこの予告篇は「すげーっ!」というしかない。
AppleのMovie Trailersサイトやオフィシャルサイトでも"A Look Inside"というMaking Movieが用意されているが、Kong is King.netがProduction Diariesも含めて制作過程を細かく載せている。

2005/11/10

Moja Bron


PolandのVoo VooがAnna Maria Jopekをfeaturingした曲”Moja Bron"のPV。
ポーランドならではの美しい映像は押井守が萌えるほど(謎笑)。Link先でQuickTimeのサイズが選べる。
ProductionはDeluzionでDirectorはMicha? Marczak。Post ProはInsomnia VFX。

2005/11/08

noitulovE


毎度おもしろいCMを見せてくれるGuinnessの新作は"noitulovE"というタイトルの一篇。
タイトルは"Evolution"の逆読みで、その名の通り、50秒で5億年を逆進化してみせるというもの。
ProductionはKleinman ProductionsでDirectorはDaniel Kleinman。
Post ProはFramestore CFCでHoudiniによる3DCGとInfernoによるVFXを担当している。VFX SupervisorはWilliam Bartlett。

Feel Good Inc "Live"


いまやギネスブックにも載るVirtual BandのGorillazだが、11月3日にポルトガルで開催されたMTV Europe Music Awardsで5部門にノミネートされていたうちの"Best Group"を勝ち取った際に、ステージ・パフォーマンスとして披露されたのはiPod CMでもお馴染の曲"Feel Good Inc"のLive映像!
3Dホログラフィック映像のステージといわれているが、Times On Lineによると"Smoke and Mirrors"といわれるイリュージョン技術らしい。
MTV JapanではこのMTV Europe Music Awardsの模様を11月13日と14日、16日と18日に放送する。

Ionisation


Robin McNicholas、Matt BatemanそしてRob Slaterの3人によるFlat-eが制作したShort Filmの"Ionisation"。SoundはUltreが担当。
Edgard Vareseが1931年に作った"Ionisation"という13人のプレイヤーのための37のパーカッション音楽のために作られたらしい。
Aphex TwinやChris Cunningham、はたまたBrother's Quay好きにはたまらない雰囲気。
映像のトーンには写真家のChris Sykesが協力している。

Transform


Sony Styleの斬新なCM。すべてCGで作られたプロダクトが次々に軽快な変換をしていく。
ProductionはMAKEで、Creative Director/Producer:はDanny Robashkin、Technical Director:はLuke Ployhar、CGはTyson Ibele(カナダ出身の学生で18歳!)が担当している。

2005/11/06

The Denial Twist


White StripesのNew Single"The Denial Twist"のPVがOnlineでプレミア公開された。
Directorは泣く子も黙るMichel Gondryで、相変わらずヘンテコリンな手法を使っておかしな映像を作り上げている。最初に観た時は画像の縦横ピクセル比率がエンコードミスしたのかと思った(笑)。
ProductionはPartizanでPost ProはThe Mill。

2005/11/04

Hitchcock


New ZealandのグループThe Phoenix Foundationのalbum"Pegasus"からの曲"Hitchcock"のPV。
レトロな風合いの画面に登場するのはロシアの旧車Ladaで、どうやらこのモデル(プラモデルか?)をあらゆる角度からデジカメで撮影し、After Effectsによる90回のレイヤードを経て制作されている!(らしい)

ProductionはJoyrider Filmsで、DirectorとAnimationはReuben Sutherland。ちなみに今年のResfest 2005にも出品されている。

2005/11/02

Manga Maker


ベルギーのStreaming media ProductionであるtelemakがProduceしたJean Paul GaultierのFragranceのための"Chance Encounters"というキャンペーンの中のパートとして制作されたThe Fragrance AlchemistのPV。タイトルに"Manga Maker"とあるように、日本のアニメにインスパイアされた映像になっている。
DirectorはAlain EscalleでProductionはMilly Films。

他にはOn Lineで参加できるGraphic Programの"Tango Painting"と、映画監督のZhang YimouとバイオリニストのMaxim Vengerovがライブネット接続でコンピレーションする"Zhang meets Veng"がある。

Lucky


Department for Transport(英国運輸省)のいわゆる交通安全CMである。
DirectorはWalter SternでProductionはAcademy Films、EditingはFinal Cut。この作品はCannes LionsでもSilver Lionを獲得しているが、Post ProであるThe MillのChris KnightはBTAA Craft AwardsでBest Video Post Productionを獲得した。

2005/11/01

Skate Blinde


Skateのbrandである"Blinde"がShowでのPromotionのために制作したPV。
インドアのスケートボウルでモノクロの陰影を活かして撮影された映像とPeace Orchestraの曲"Who Am I?"が美しい。
DirectorはKai Reganで、Editing ProductionはFinal Cut。Post ProはThe Mill。

Cafe Bouillu


日本ではあまり知られていないフランスのアーティストJean-Francois Coenの曲Cafe BouilluのPV。
紙細工を使って手の込んだ独特な世界をアニメーションしている。
ProductionはL.N. ProductionsでDirectorはStephane Berla。GraphicsとPost ProはMAgic.lab. 3D animation studio。


しかし、Jean-Francois CoenのPVとしてはFabien DufilsがDirectorのVive l'amourの方が話題性は高かった(笑)。

Petition to the DGA

AppleはiTunes Music Storeでのビデオ販売数が、わずか20日で100万を突破したと発表した。
時を同じくしてアメリカのMusic Video Directorたちが署名運動を始めた。

これはMusic Videoを含めた今後の映像制作者に大きく関わる動きなので注目していきたい項目である。日本はこういった組合的なものがないからなあ。どうなることやら。